英会話教室とプリスクールの違いは?共働き家庭が選ぶ3つの基準

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子どもに英語へ触れる機会をつくりたいと考えたとき、英会話教室とプリスクールのどちらを選ぶべきか迷う家庭も多いでしょう。

英会話教室は、決められた時間に英語を学ぶスタイルが中心です。一方、プリスクールでは、遊びや食事などの生活を通して英語に触れる施設も多くあります。

ただし、「プリスクール」という名称だけでは、対象年齢や保育時間、教育内容、法的な位置づけを判断できません。実際の運営形態は施設によって異なります。

本記事では、英会話教室とプリスクールの違いやメリット、注意点を整理します。共働き家庭が確認したいポイントも紹介するので、施設選びの参考にしてください。

英会話教室と比べたプリスクールの主な特徴

英会話教室とプリスクールでは、英語に触れる時間や過ごし方が異なります。ただし、「プリスクール」という名称だけで教育内容や保育機能を判断することはできません。

ここでは、プリスクールに多く見られる特徴を4つ紹介します。

英語に触れる時間が比較的長い

プリスクールは、英会話教室と比べて英語に触れる時間が長い傾向にあります。

英会話教室では、1回ごとに決められた時間でレッスンを受ける形式が多い一方、プリスクールでは半日から一日を英語中心の環境で過ごす施設もあります。

英語を聞いたり使ったりする機会が多ければ、音や表現に親しむ機会も増えるでしょう。

ただし、通う時間が長いだけで英語力が身につくとは限りません。カリキュラムの内容や講師との関わり、子どもの興味、継続期間なども関係します。

見学や体験では、英語を聞くだけでなく、子ども自身が話したり遊んだりする機会があるか確認しましょう。

保育機能を備えている施設もある

プリスクールの中には、長時間の預かりに対応し、保育に近い役割を担う施設もあります。

食事や昼寝、着替え、遊びなどを取り入れ、日常生活を英語中心の環境で過ごすスタイルです。

一方、英語教育を中心とした短時間の施設もあります。また、プリスクールという名称だけでは、認可保育所や認可外保育施設など、制度上の位置づけを判断できません。

保育園の代わりとして検討する場合は、保育時間や休園日だけでなく、施設の運営形態や自治体への届出状況なども確認しましょう。

幼児教育・保育の無償化を利用したい場合は、その施設が対象施設であるか、家庭が必要な認定を受けられるかについて、自治体や施設へ確認することも大切です。

生活の中で英語を使う機会がある

プリスクールでは、机に向かう学習だけでなく、遊びや食事などの生活を通して英語に触れることがあります。

例えば、手洗いや片付け、着替えなどの場面で、状況に合った英語表現を聞いたり使ったりできます。実際の行動と英語を結びつけて経験できる点は、短時間のレッスンとは異なる特徴です。

ただし、英語と日本語を使用する割合は施設によって異なります。すべての活動を英語で行うとは限りません。

日本語によるサポートの有無も含め、実際の保育や授業の様子を見ておきましょう。

同年代の子どもと集団生活を経験できる

長時間型のプリスクールでは、同年代の子どもと過ごす時間が多くなります。

遊びや制作活動、食事などを通して、順番を待ったり、相手の話を聞いたりする経験をすることもあります。こうした活動は、英語学習だけでなく、集団生活を経験する機会にもなるでしょう。

ただし、集団環境への慣れ方には個人差があります。人数の多い環境が合う子どももいれば、少人数で落ち着いて過ごせる環境が合う場合もあります。

クラスの人数や職員の配置も、施設選びの際に確認したいポイントです。

プリスクールがインターナショナルスクールと異なる点

プリスクールとインターナショナルスクールは、どちらも英語を使用する施設として紹介されることがあります。

ただし、名称の使われ方や対象年齢、教育内容、制度上の位置づけは施設によって異なります。名前だけで判断せず、実際の運営内容を確認することが重要です。

対象年齢や教育内容が異なる

プリスクールは、一般的に小学校入学前の子どもを対象とする施設に使われる名称です。

一方、インターナショナルスクールには、幼児部から高校まで設置している施設があります。幼児期だけを対象とする施設もあるため、名称だけで明確に分けられるわけではありません。

プリスクールでは、遊びや生活を通した英語体験を重視する施設があります。インターナショナルスクールでは、独自の教育課程や海外のカリキュラムを取り入れている場合があります。

対象年齢だけでなく、教育方針や一日の過ごし方を確認しましょう。

インターナショナルスクールは法的位置づけの確認が必要

インターナショナルスクールには、学校教育法第1条に定められた学校である「一条校」のほか、「各種学校」として認可された施設や、それ以外の教育施設として運営されているケースがあります。

特に日本国籍の子どもが小学校・中学校にあたる学齢期に通う場合は、施設の法的位置づけを確認することが重要です。

一条校として認められていないインターナショナルスクールへの通学は、日本国籍の学齢児童について、法律上の就学義務を履行したことにはならないため注意が必要です。

また、日本の学校への進学や編入を希望する場合、施設の位置づけや修了した課程によって扱いが異なることがあります。

プリスクール卒園後の進路も施設や家庭の教育方針によってさまざまです。将来の進学先も考えながら、卒園後の学習環境を確認しておきましょう。

英会話教室と比べたプリスクールのメリット

プリスクールには、英語に触れる時間を確保しやすいという特徴があります。

一方で、英語力の伸び方には個人差があり、通園だけで成果が保証されるわけではありません。ここでは、プリスクールで期待できる主なメリットを紹介します。

英語の音やリズムに親しみやすい

幼児期から繰り返し英語を聞くことで、英語特有の音やリズムに触れる機会を増やせます。

歌や絵本、遊びを通して英語に触れられる点も、プリスクールの特徴です。英語を日本語へ一語ずつ置き換えるだけでなく、状況や動作と結びつけて理解する経験もできます。

ただし、「英語脳が必ず育つ」といった効果を保証することはできません。英語への接触時間だけでなく、やり取りの内容や継続期間、家庭での言語環境なども関係します。

英語を実際に使う機会をつくりやすい

プリスクールでは、先生の英語を聞くだけでなく、自分から伝える場面を経験できる場合があります。

遊びたいものを選んだり、助けを求めたりする中で、英語を使う経験につながるでしょう。

子どもが安心して発言できる雰囲気があるかどうかも大切です。

また、外国籍や英語の母語話者であることだけで講師の質を判断することはできません。英語を使う力に加え、幼児への関わり方や教育・保育への理解も確認しましょう。

異なる文化や考え方に触れられる

施設によっては、海外の行事や文化を取り入れた活動を行っています。

異なる言語や習慣に触れることは、さまざまな考え方や文化があることを知る機会になるでしょう。

ただし、外国籍の講師がいるだけで、多文化への理解が深まるとは限りません。

子ども同士の違いを尊重する方針や、日常的な関わり方も重要です。行事の多さだけでなく、施設が多様性をどのように伝えているか確認しましょう。

将来の学習方法を選ぶきっかけになる

幼児期に英語へ親しんだ経験が、その後の英語学習への関心につながる場合があります。

卒園後は、英会話教室やアフタースクール、オンライン学習などを選ぶこともできます。

ただし、プリスクールへの通園が、特定の学校への進学や将来の就職を保証するものではありません。

英語以外の学びや子どもの興味も含め、長期的に考えることが大切です。無理なく継続できる学習方法を選びましょう。

プリスクールに通わせる際に知っておきたい注意点

プリスクールにはメリットがある一方、事前に確認したい点もあります。

費用や保育時間だけでなく、施設の位置づけや卒園後の学習についても考えておきましょう。

卒園後に英語へ触れる時間が減ることがある

日本語中心の小学校へ進学すると、プリスクールに通っていた時期より英語を使う時間が減る可能性があります。

使用する機会が少なくなれば、覚えた単語や表現を使う機会も少なくなるでしょう。

英語との関わりを続けたい場合は、卒園後の学習方法も考えておくことが大切です。

アフタースクールや英会話教室のほか、家庭で英語の絵本や動画を楽しむ方法もあります。子どもの負担にならない範囲で継続できる環境を考えましょう。

日本語と英語の発達には個人差がある

二つ以上の言語に触れている子どもでは、それぞれの言語を使用する機会によって、言語ごとの語彙量などに違いが見られることがあります。

日本語と英語が会話の中で混ざることもありますが、それだけで発達上の問題があるとは判断できません。

家庭では、保護者が自然に使いやすい言語で子どもと十分に会話し、読み聞かせなどの時間をつくることが大切です。

複数の言語を使っていること自体が、言葉の遅れや言語障害の原因になるわけではありません。

一方、使用している複数の言語で理解や表現について気になる状態が続く場合は、かかりつけ医や自治体の相談窓口などへ相談する方法があります。

運動できる環境を確認する必要がある

プリスクールによっては、専用の園庭を設けていない場合があります。

ただし、園庭がないことだけで、体を動かす機会が不足しているとは判断できません。近隣の公園を利用したり、室内運動を取り入れたりする施設もあります。

見学時には、外遊びの頻度や移動時の安全管理を確認しましょう。

雨の日の活動や、日常的に体を動かす機会がどの程度あるかについて聞いておくことも大切です。

英会話教室より費用が高くなる傾向がある

長時間型のプリスクールでは、短時間の英会話教室と比べ、毎月必要になる費用が高くなる場合があります。

月額料金以外にも、入園金や教材費、給食費などが必要になる施設があります。

主な追加費用としては、次のようなものがあります。

  • 延長保育料
  • スクールバス利用料
  • 教材費
  • 給食費
  • 施設維持費
  • 行事費

認可外保育施設等として幼児教育・保育の無償化の対象となる場合、市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。

対象となる3歳から5歳の子どもは月額3.7万円まで、0歳から2歳の住民税非課税世帯の子どもは月額4.2万円までが無償化の対象です。

ただし、プリスクールという名称だけで無償化の対象になるわけではありません。施設側の要件や家庭の認定状況によって異なるため、利用予定の施設と自治体へ確認しましょう。

また、給食費や送迎費、行事費などは無償化の対象外となる場合があります。年間で必要になる総額を確認し、無理なく通い続けられるか検討することが大切です。

英会話教室とプリスクールを選ぶ3つの基準

英会話教室とプリスクールのどちらが適しているかは、家庭によって異なります。

英語に触れる時間の長さだけで判断せず、子どもの性格や生活リズムも考慮しましょう。ここでは、比較する際の3つの基準を紹介します。

家庭の教育方針と子どもに合っているか

最初に確認したいのは、家庭が希望する教育と施設の方針が合っているかです。

英語を楽しむことを重視する施設もあれば、読み書きや発表活動を多く取り入れる施設もあります。

子どもが安心して過ごせる雰囲気かどうかも重要です。

見学では、先生の声かけや子どもたちの様子を確認しましょう。体験参加ができる場合は、子どもの反応も判断材料になります。

講師や職員の体制が整っているか

講師が英語を話せることだけでなく、幼児教育や保育への理解があるか確認しましょう。

子どもの年齢に合った声かけや、安全に配慮した対応ができることも重要です。

確認したい主な項目は、次のとおりです。

  • 幼児教育や保育に関する資格や経験
  • 子どもの人数に対する職員の配置
  • 職員への研修内容
  • けがや体調不良など緊急時の対応方法

外国籍や英語の母語話者であることだけで、講師の質を判断することはできません。

保護者が日本語で連絡や相談をしたい場合は、日本語で対応できる職員がいるかも確認しておくと安心です。

安全管理と施設の位置づけを確認する

長時間子どもを預ける場合、安全管理の確認は重要です。

施設の名称だけで判断せず、運営形態や、認可外保育施設などに該当する場合は自治体への届出状況も確認しましょう。

見学時には、入退室管理、避難経路、事故やけがが発生した場合の連絡方法などを確認します。

避難訓練や職員の救命講習、安全に関する研修の実施状況について聞くのもよいでしょう。

認可外保育施設に該当する場合は、自治体が公表している施設情報や、認可外保育施設指導監督基準への適合状況なども確認材料になります。

忙しい共働き家庭が確認したいポイント

共働き家庭では、教育内容だけでなく、日常生活との両立も重要です。

保育時間や送迎方法が働き方と合わなければ、継続して通うことが難しくなる可能性があります。

ここでは、入園前に確認したい3つのポイントを紹介します。

延長保育の時間と利用条件を調べる

プリスクールによって、基本の預かり時間は異なります。

午後の早い時間に終了する施設もあるため、勤務時間との調整が必要です。

朝は何時から預けられるか、夕方は何時まで延長できるかを確認しましょう。

延長保育には、事前予約や追加料金が必要な場合もあります。

長期休暇中の開園状況や、仕事が休みの日の利用条件なども確認しておくと、実際の生活をイメージしやすくなります。

スクールバスや送迎方法を調べる

毎日の送迎が可能かどうかは、継続して通うための重要な条件です。

スクールバスがある場合は、運行ルートや乗車場所、利用料金を確認しましょう。

送迎用バスを利用する場合は、安全装置の装備だけでなく、乗車・降車時の人数確認や、子どもの置き去りを防ぐための確認方法など、安全管理の運用についても確認することが大切です。

保護者による送迎が必要な場合は、駐車場や駐輪場の有無も確認します。

雨の日や残業時など、通常どおり送迎できない場合の対応まで考えておきましょう。

給食やアレルギー対応を調べる

給食の有無も、共働き家庭にとって重要な確認事項です。

施設内で調理する場合もあれば、外部の給食サービスを利用する施設もあります。お弁当の持参が必要な日があるかも確認しましょう。

食物アレルギーがある場合は、除去食や代替食への対応方法を事前に相談します。

誤食を防ぐために、職員間でどのように情報を共有し、配膳や食事の確認を行っているかについても確認しておくと安心です。

まとめ|家庭と子どもに合った英語環境を選ぼう

英会話教室とプリスクールでは、英語に触れる時間や一日の過ごし方が異なります。

短時間のレッスンを中心に英語へ触れたい場合は、英会話教室が選択肢になります。英語を使いながら比較的長い時間を過ごす環境を希望する場合は、プリスクールを検討できるでしょう。

ただし、プリスクールの保育時間や教育内容、制度上の位置づけは施設によって異なります。

英語に触れる時間だけでなく、子どもとの相性や職員体制、安全管理、費用なども確認することが大切です。

共働き家庭では、延長保育や給食、送迎方法も重要な判断材料になります。

複数の施設を比較し、見学や体験を通して、家庭の生活と子どもに合った環境を選びましょう。

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