プリスクール卒園後も英語力を保つ4つの方法|進路と家庭環境

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「プリスクールを卒園したら、せっかく身につけた英語を忘れてしまうのでは」と不安を感じる保護者の方もいるでしょう。

卒園後は英語を使う時間や場面が変わるため、語彙を思い出しにくくなったり、英語を話す機会が減ったりすることがあります。ただし、変化の程度は、卒園時の英語力、進学先、家庭で英語に触れる頻度、子どもの興味などによって異なります。

この記事では、プリスクール卒園後の進路を考えるときの注意点と、英語に触れる機会を保つ4つの方法、家庭環境の整え方を解説します。

プリスクール卒園後に英語力が変化しやすい理由

プリスクール卒園後に英語の使い方が変化する主な理由は、英語に触れる時間や、実際に英語を使う場面が減りやすいためです。

ただし、英語力がすべて失われるわけではありません。聞く、話す、読む、書くといった力によっても、変化の現れ方は異なります。

英語を使う時間や場面が減るため

プリスクールでは、先生や友達とのやり取り、遊び、歌、制作活動などを通じて、日常的に英語を聞いたり話したりする機会があります。

卒園後にその機会が減ると、知っている単語をすぐに思い出せなくなったり、以前より英語で話しにくく感じたりすることがあります。このように、言語を使う機会の減少によって運用しにくくなる現象は、研究上「言語の減退」や「言語の消失」と呼ばれることがあります。

一方で、過去に身につけた知識が完全になくなるとは限りません。再び英語を使う機会が増えることで、思い出しやすくなる場合もあります。

小学校では学年によって英語の授業時数が異なる

現行の小学校学習指導要領では、小学3・4年生に年間35単位時間の外国語活動、小学5・6年生に年間70単位時間の外国語科が設定されています。

小学1・2年生には、全国共通の必修科目としての外国語活動は設定されていません。ただし、学校独自の教育活動として英語を取り入れている場合があります。

プリスクールで毎日英語を使っていた子どもにとっては、小学校進学後に英語へ触れる時間が減る可能性があります。そのため、現在の英語力や子どもの希望に応じて、学校外で英語を使う機会を検討することが大切です。

卒園後の進路別に見る英語環境

卒園後の進路には、インターナショナルスクール、英語教育に力を入れている私立小学校、公立小学校などがあります。

どの進路が適しているかは、英語教育だけでなく、教育方針、学費、通学時間、日本語での学習、将来の進学先などを含めて考える必要があります。

インターナショナルスクールへ進学する

インターナショナルスクールでは、主に英語を使って授業を行う学校が多く、プリスクール卒園後も英語に触れる時間を確保しやすい傾向があります。

ただし、授業で使う言語、教育課程、認定機関、卒業資格、費用は学校によって異なります。「インターナショナルスクール」という名称だけで、すべての授業が英語で行われるとは限りません。

また、国内のインターナショナルスクールには、学校教育法第1条に定められた学校である「一条校」、各種学校、その他の教育施設などがあります。

日本国籍の子どもが一条校ではないインターナショナルスクールに通う場合、法律上の就学義務を履行したことにならない可能性があります。国内の中学校への進学や編入にも影響することがあるため、次の点を事前に確認しましょう。

  • 学校教育法上の位置づけ
  • 採用している教育課程と使用言語
  • 国内外の認定機関による認定状況
  • 日本の中学校や高校への進学・編入実績
  • 学費、教材費、送迎費などの総額

私立小学校と学校外の英語学習を組み合わせる

英語教育に力を入れている私立小学校に進学し、英語教室、英語学童、オンラインレッスンなどを組み合わせる方法もあります。

英語の授業時間や内容は学校によって異なります。外国人講師がいるか、英語でほかの教科を学ぶ機会があるか、読み書きをどの段階から扱うかなどを確認するとよいでしょう。

私立小学校では入学試験が行われることがあります。試験内容や出願条件、準備を始める時期は学校によって異なるため、募集要項や説明会で確認する必要があります。

公立小学校に通いながら英語を続ける

公立小学校に通いながら、家庭や学校外で英語に触れる機会を設ける方法もあります。

公立小学校では地域の友達と関わりながら、日本の学習指導要領に沿って学べます。一方、プリスクールと同じ量の英語環境を学校だけで確保することは難しい場合があります。

英語教室やオンラインレッスンに必ず通わなければならないわけではありません。子どもの現在の英語力、興味、学校生活の負担、家庭の予算などを踏まえて、続けやすい方法を選びましょう。

プリスクール卒園後に英語を続ける4つの方法

卒園後も英語に触れる機会を保つ方法には、アフタースクール、オンラインレッスン、英語の読書、長期休暇中の英語プログラムなどがあります。

すべてを取り入れる必要はありません。子どもが無理なく続けられる方法を一つまたは複数選ぶことが大切です。

1.卒園生向けアフタースクールを活用する

プリスクールによっては、卒園後の小学生を対象としたアフタースクールや英語学童を運営しています。

通っていた園と指導方針や雰囲気が近い場合、子どもが新しい環境に慣れやすいことがあります。放課後に先生や友達と英語でやり取りする時間を確保できる点も特徴です。

ただし、活動内容や英語の使用割合は施設によって異なります。宿題中心なのか、遊びや会話が中心なのか、送迎や利用日数はどうなっているかを確認しましょう。

2.オンラインレッスンで話す機会をつくる

オンライン英会話や子ども向けオンラインレッスンを利用すると、自宅で英語を聞いたり話したりする機会をつくれます。

適切な受講頻度は、子どもの集中できる時間、学校やほかの習い事とのバランスによって異なります。最初から回数を増やしすぎず、子どもの様子を見ながら調整しましょう。

サービスを選ぶときは、次の点を確認すると比較しやすくなります。

  • 子どもの年齢や英語力に合った内容か
  • 会話、発音、読み書きなど、目的に合っているか
  • 講師やレッスン形式を子どもが受け入れやすいか
  • 振替やキャンセルの制度が家庭に合っているか
  • 月額料金以外に教材費などがかからないか

3.英語の絵本や児童書に触れる

英語の絵本や児童書は、家庭で英語に触れる方法の一つです。卒園時の英語力に合った本から始めると、子どもが内容を理解しやすくなります。

最初から一人で読ませる必要はありません。保護者が読み聞かせる、英語音声付きの絵本を使う、絵を見ながら内容について話すといった方法があります。

難しい本を無理に選ぶと、英語への負担感が強くなることがあります。知っている単語が多く、子どもが興味を持てるテーマの本を選びましょう。

4.長期休暇中の英語プログラムを活用する

夏休みや春休みに開催されるサマースクール、英語キャンプ、短期プログラムに参加する方法もあります。

一定期間、英語を使う活動に参加することで、普段とは異なる場面で英語を使う経験ができます。ただし、短期プログラムに参加するだけで英語力の維持や向上が保証されるわけではありません。

子どもの年齢、宿泊の有無、英語の使用割合、安全管理、スタッフ体制、費用などを確認し、本人の希望も聞いたうえで選びましょう。

小学校生活と英語学習を無理なく両立する方法

小学校入学後は、授業、宿題、通学、新しい人間関係など、生活が大きく変わります。英語学習を続ける場合も、学校生活への適応や子どもの疲れを優先することが大切です。

生活のリズムに合わせて英語の時間をつくる

英語に触れる時間を設けるときは、現在の生活習慣と組み合わせると続けやすくなります。

例えば、次のような方法があります。

  • 就寝前に英語の絵本を1冊読む
  • 朝の支度中に英語の歌を流す
  • 帰宅後に短い英語動画を1本見る
  • 週末に家族で英語のゲームをする

毎日取り組むことが負担になる場合は、週に数回でも構いません。学習時間の長さだけでなく、子どもが無理なく続けられることを優先しましょう。

学年だけでなく現在の英語力に合わせる

学習内容は、学年だけで一律に決めるのではなく、子どもの現在の英語力に合わせることが大切です。

会話には慣れていても英語を読む経験が少ない子どももいれば、絵本は読めても自分から話すことに慣れていない子どももいます。

フォニックスは、英語の文字と音の関係を学ぶ方法です。始める時期は高学年に限らず、英語の音にある程度親しみ、文字に興味を持ち始めた段階で検討できます。

難易度が合っていないと感じる場合は、教材やレッスン内容を見直しましょう。

英語に触れやすい家庭環境を整える方法

家庭は、学校外で英語に触れる機会をつくれる場所です。ただし、家庭で常に英語を使わなければならないわけではありません。

保護者の英語力や家庭の状況に合った方法を選び、英語が親子双方の負担にならないようにすることが大切です。

日常生活の中に英語を取り入れる

特別な学習時間を設けなくても、日常生活の中で英語に触れることはできます。

  • 好きな歌を英語で聞く
  • 英語の絵本を目につく場所に置く
  • 身近な物の英語表現を一緒に調べる
  • 年齢に合った英語の動画を見る

動画を利用する場合は、視聴時間や内容にも配慮しましょう。字幕の有無は、子どもの理解度や目的に合わせて調整します。字幕を外すことを目標にする必要はありません。

できたことを具体的に認める

英語を長く続けるためには、正解や上達だけを評価するのではなく、英語を使おうとした行動を認めることが大切です。

「上手だね」だけでなく、「自分から英語で言えたね」「昨日読んだ言葉を覚えていたね」など、できたことを具体的に伝えると、子どもも自分の変化に気づきやすくなります。

発音や文法の間違いをその場ですべて直すと、話すことへの抵抗感につながる場合があります。会話を楽しむ時間と、正しい表現を学ぶ時間を分ける方法もあります。

家族で英語に触れる時間をつくる

家族で英語の歌、映画、絵本、ゲームなどを楽しむ方法もあります。保護者が流暢な英語を話せなくても、一緒に調べたり、音声を聞いたりすることはできます。

ただし、子どもが乗り気ではないときに無理に参加させる必要はありません。本人が好きな遊びやテーマと英語を結び付けると、取り入れやすくなります。

プリスクール卒園後の英語力を長期的に考えるポイント

卒園後の英語学習では、「英語力を落とさないこと」だけを目標にすると、子どもや保護者の負担が大きくなることがあります。

現在の英語力と将来の希望を整理し、家庭に合った目標を決めましょう。

維持したい英語力を具体的にする

英語力には、聞く、話す、読む、書くといった複数の力があります。

例えば、「英語で簡単な会話を続けたい」「英語の本を楽しめるようにしたい」「将来、英語を使う学校への進学を検討したい」など、家庭によって目標は異なります。

維持したい力が明確になると、アフタースクール、オンラインレッスン、読書などの中から、目的に合った方法を選びやすくなります。

一時的な変化だけで判断しない

小学校入学後は、新しい環境への適応によって疲れやすくなったり、英語を話したがらなくなったりすることがあります。

一時的に英語を使う量が減ったからといって、すぐに英語力がすべて失われたと判断する必要はありません。学校生活が落ち着いてから取り組み方を見直す方法もあります。

子どもの様子を見ながら、負担が大きい場合は回数や学習量を減らし、興味が高まったときには新しい活動を取り入れるなど、柔軟に調整しましょう。

まとめ|卒園後は家庭に合った方法で英語に触れる機会をつくろう

プリスクール卒園後は、進学先や生活の変化によって、英語を使う時間が減ることがあります。ただし、英語力の変化には個人差があり、卒園後の学習方法に一つの正解があるわけではありません。

アフタースクール、オンラインレッスン、英語の読書、長期休暇中のプログラムなどから、子どもの英語力、興味、学校生活、家庭の負担に合った方法を選びましょう。

英語を無理に続けさせるのではなく、子どもが安心して英語に触れられる環境を少しずつ整えることが、長期的な学びにつながります。

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