プリスクールとインターナショナルスクールの違い|後悔しない選び方

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「プリスクールとインターナショナルスクールは何が違うの?」「どちらがわが子に合っているの?」と迷っている保護者の方もいるでしょう。

プリスクールとインターナショナルスクールは、対象年齢だけでなく、教育の目的、法的位置づけ、保育時間、費用、卒業後の進路などが異なります。

ただし、日本では「プリスクール」「インターナショナルプリスクール」「インターナショナルスクール」という名称に、全国共通の法律上の定義があるわけではありません。同じ名称でも、施設ごとに教育内容や法的位置づけが異なるため、名称だけで判断しないことが大切です。

この記事では、両者の違いと選ぶ際の注意点を、初めて検討する方にも分かりやすく解説します。

プリスクールとインターナショナルスクールの違いを一覧で比較

プリスクールとインターナショナルスクールの主な違いは、次のとおりです。

  • 主な対象年齢:プリスクールは未就学児を中心とする施設が多く、インターナショナルスクールは幼児部から高校相当まで設けている学校もあります。
  • 主な目的:プリスクールは英語を使った保育や幼児教育、インターナショナルスクールは外国や国際的なカリキュラムに基づく教育を主な目的とする傾向があります。
  • 法的位置づけ:プリスクールは認可外保育施設などとして運営される場合が多く、インターナショナルスクールには一条校、各種学校、これらの学校区分に該当しない教育施設などがあります。
  • 保育・授業時間:プリスクールは半日型や全日型、延長保育付きなどさまざまです。インターナショナルスクールも授業時間や放課後ケアの有無が学校によって異なります。
  • 教育内容:プリスクールは遊びや生活を通じた英語体験、インターナショナルスクールは教科教育や探究型学習などを取り入れる傾向があります。
  • 費用:いずれも施設差が大きく、授業料のほかに入園・入学金、施設費、教材費、給食費、送迎費などがかかる場合があります。
  • 卒業後の進路:プリスクール卒業後は日本の小学校などに進むケースが多く、インターナショナルスクールでは系列校への進学や海外式の教育課程を継続するケースがあります。

対象年齢や費用だけでなく、施設の法的位置づけと卒業後の進路まで確認することが重要です。

対象年齢と受け入れ条件の違い

プリスクールは、主に未就学児を対象とする英語保育・幼児教育施設です。1~2歳ごろから受け入れる施設もあれば、年少相当の年齢から受け入れる施設もあります。

トイレトレーニングの状況、食事への対応、英語経験の有無など、入園条件は施設によって異なります。

インターナショナルスクールには、幼児部のみの施設から、小学部、中学部、高等部まで設けている学校まであります。入園・入学時に、保護者面接、子どもの観察、英語力の確認、書類審査などが行われる場合もあります。

対象年齢や選考方法は学校ごとに異なるため、募集要項を確認しましょう。

保育時間と預かり体制の違い

保育時間や預かり体制は、共働き家庭にとって重要な確認項目です。

プリスクールには、午前中だけ通う半日型、午後まで過ごす全日型、延長保育を利用できる施設などがあります。

インターナショナルスクールでは、一般的な学校と同様に授業の終了時刻が決まっており、夏休みや冬休みなどの長期休暇を設けている場合があります。

放課後ケア、サマースクール、長期休暇中の預かり、送迎サービスなどの有無は施設によって異なります。通常日の時間だけでなく、長期休暇や急な予定変更への対応も確認しておきましょう。

英語環境とカリキュラムの違い

プリスクールでは、歌、絵本、工作、外遊び、食事などの生活場面を通して英語に触れる保育が多く行われています。

ただし、英語だけで過ごす施設、日本語によるサポートを取り入れる施設、英語活動の時間を限定している施設など、英語の使用状況には違いがあります。

インターナショナルスクールでは、英語などの外国語を主な使用言語として、各国の教育課程や学校独自のカリキュラムに基づく授業が行われます。

国際バカロレアを採用している学校もあります。国際バカロレアとは、国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムです。ただし、すべてのインターナショナルスクールが認定校ではありません。

教育内容を確認するときは、学校が掲げる名称だけでなく、実際に採用しているカリキュラムや認定状況を確認することが大切です。

費用の違い

プリスクールとインターナショナルスクールの費用は、地域、保育時間、教育内容、施設設備などによって大きく異なります。

一般的には、インターナショナルスクールの方が年間の費用が高くなる傾向がありますが、プリスクールでも全日型や長時間保育の場合は負担が大きくなることがあります。

施設を比較するときは、月謝や授業料だけでなく、次の費用も確認しましょう。

  • 入園料・入学金
  • 施設維持費
  • 教材費
  • 制服・指定用品代
  • 給食費
  • 送迎バス代
  • 延長保育料
  • 行事費
  • サマースクールなどの特別プログラム費

毎月の費用だけでなく、年間総額を計算し、無理なく継続できるかを検討することが重要です。

プリスクールとはどのような幼児英語施設か

プリスクールとは、一般に、未就学児が英語を使った保育や幼児教育を受ける施設を指します。

ただし、「プリスクール」は日本の法律で統一された施設区分ではありません。英語保育を行う認可外保育施設、幼稚園、認定こども園の英語クラス、習い事型の施設など、さまざまな形態があります。

日本におけるプリスクールの位置づけ

日本のプリスクールには、認可外保育施設として都道府県などへ届出を行っている施設が多くあります。

認可外保育施設は、認可保育所とは制度上の位置づけが異なりますが、安全管理の基準が存在しないわけではありません。自治体による立入調査や、保育内容、職員配置、施設設備などに関する指導監督の対象となります。

見学時には、施設の法的位置づけに加えて、自治体への届出状況、指導監督基準を満たす旨の証明書、安全計画、緊急時の対応などを確認するとよいでしょう。

幼児教育・保育の無償化の対象になる場合

認可外保育施設として運営されるプリスクールでも、一定の条件を満たす場合は、幼児教育・保育の無償化の対象になることがあります。

原則として、施設が都道府県などへ届出を行い、必要な基準を満たしていることに加え、利用する家庭が市区町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。

対象となる場合、3~5歳児クラスは月額3万7,000円まで、0~2歳児クラスは住民税非課税世帯を対象に月額4万2,000円までが上限です。

対象施設、年齢の数え方、申請方法、経過措置などは自治体によって確認が必要です。入園前に、施設と居住する市区町村の両方へ確認しましょう。

英語保育の内容と日常的な学び方

プリスクールでは、英語を教科として学ぶだけでなく、日常生活や遊びの中で英語に触れる活動が行われます。

例えば、英語での挨拶、歌、絵本の読み聞かせ、工作、外遊びなどです。こうした体験を重ねることで、英語の音や表現に親しみやすくなる可能性があります。

ただし、英語への慣れ方や習得の程度には個人差があります。通園するだけで一定の英語力が身につくとは限らないため、家庭での言語環境や卒業後の継続方法も含めて考えましょう。

インターナショナルスクールとはどのような教育機関か

インターナショナルスクールとは、一般に、英語などの外国語を主な使用言語として教育を行う施設を指します。

もともとは外国人家庭の子どもが母国や海外の教育課程を継続するために設立された学校が中心でしたが、日本人家庭の子どもを受け入れている学校もあります。

学校ごとに法的位置づけが異なる

「インターナショナルスクール」には、法令上の統一された定義がありません。

学校教育法第1条に定められた学校である「一条校」、学校教育に類する教育を行う「各種学校」、これらの学校区分に該当しない教育施設などがあります。

一条校とは、日本の学校教育法上の幼稚園、小学校、中学校、高等学校などとして認められている学校です。

同じインターナショナルスクールという名称でも、就学義務、卒業資格、転編入、大学受験資格への影響が異なるため、入学前に法的位置づけを確認する必要があります。

使用言語と国際的なカリキュラムの特徴

インターナショナルスクールでは、英語などの外国語が主な使用言語となりますが、日本語教育やバイリンガル教育を取り入れている学校もあります。

カリキュラムには、アメリカ、イギリス、そのほかの国や地域の教育課程、国際バカロレア、学校独自の教育プログラムなどがあります。

同じ英語中心の学校でも、学習内容や評価方法は異なります。将来の進路に関係するため、どの教育課程に基づいているか、外部機関の認定を受けているかを確認しましょう。

インターナショナルプリスクールは何が違うのか

「インターナショナルプリスクール」という名称にも、法律上の統一された定義はありません。

インターナショナルスクールが運営する幼児部を指す場合もあれば、独立した英語保育施設が名称として使用している場合もあります。

そのため、名称に「インターナショナル」と付いているだけで、小学部以降への内部進学、国際的な認定、一定の英語使用時間などが保証されるわけではありません。

名称ではなく運営内容を確認する

インターナショナルプリスクールを検討するときは、次の項目を確認しましょう。

  • 運営法人と施設の法的位置づけ
  • 自治体への届出状況
  • 実際に英語が使われている時間と場面
  • 採用している教育方針やカリキュラム
  • 講師の資格、経験、研修体制
  • 日本語による支援の有無
  • 小学部以降への内部進学制度
  • 外部機関による認定状況

一般的なプリスクールとインターナショナルスクールの幼児部のどちらが優れているということではありません。家庭の教育方針と卒業後の進路に合っているかを基準に判断しましょう。

幼児期から英語に触れるメリットと注意点

幼児期から英語に触れることには、英語の音やリズムに親しみやすい、多様な文化に触れられるなどのメリットが考えられます。

一方で、通園を始める時期だけで英語力が決まるわけではありません。子どもの性格、通園頻度、施設での言語環境、家庭での関わり、卒業後の継続などによって結果は異なります。

認知機能への効果は一律に断定できない

複数の言語を使う経験と、注意力や課題の切り替えなどの認知機能との関係を調べた研究はあります。

ただし、すべての子どもに同じ認知的な効果が現れるという結論には至っていません。バイリンガル環境に入れるだけで、集中力や問題解決能力が必ず高まるとはいえないため、過度な期待を持たないことも大切です。

英語教育の目的を、認知能力の向上だけに限定せず、コミュニケーションの選択肢や異文化への関心を広げる機会として考えるとよいでしょう。

日本語力への配慮と家庭での関わり方

英語を使う時間が長い施設に通う場合は、家庭で日本語による会話や読み聞かせを行うことも大切です。

子どもが二つの言語を混ぜて話すことは、「コードスイッチング」と呼ばれます。これは、場面や相手に応じて複数の言語を使う過程で見られることがあります。

ただし、言葉の発達には個人差があります。日本語と英語の両方で言葉が極端に増えない、意思疎通に強い困難があるなど、発達について心配な点がある場合は、園だけで判断せず、小児科や言語発達の専門家、自治体の相談窓口などへ相談しましょう。

卒業後の進学先と日本の教育制度との接続

施設を選ぶときは、在園中の教育内容だけでなく、卒業後の進路も確認する必要があります。

プリスクール卒業後に想定される進路

プリスクール卒業後は、日本の公立・私立小学校や、インターナショナルスクールの小学部などへ進む選択肢があります。

プリスクールで英語に親しんでいても、小学校進学後に英語を使う機会が減ると、身につけた表現を忘れることがあります。

英語学童、オンラインレッスン、家庭での読み聞かせ、卒業生向けクラスなど、無理なく継続できる方法があるかを検討しましょう。

日本国籍の子どもと就学義務

日本国籍の子どもが、一条校として認められていないインターナショナルスクールに通った場合、学校教育法上の就学義務を履行したことにはなりません。

また、一条校ではないインターナショナルスクールの小学部を修了した後、日本の中学校へそのまま進学できない場合があります。途中で日本の学校への転編入を希望する場合も、在籍状況や学習課程によって取り扱いが異なります。

将来、日本の小学校や中学校への転編入を考えている場合は、入学前に居住地の教育委員会と進学予定校へ確認しましょう。

高校卒業後の大学入学資格

インターナショナルスクールの高等部を修了しても、すべての学校で自動的に日本の大学入学資格が得られるわけではありません。

日本の大学入学資格につながる主な例には、次のようなものがあります。

  • 外国において、学校教育における12年の課程を修了する
  • 日本国内にある、文部科学大臣が外国の高等学校相当として指定した教育施設の課程を修了する
  • 文部科学省が示す国際的な評価団体の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了する
  • 国際バカロレアなど、指定された外国の大学入学資格を取得する
  • 高等学校卒業程度認定試験に合格する

実際の出願条件は大学や学部によって異なります。進学を希望する大学の募集要項と、在籍校で取得できる資格を早い段階から確認しましょう。

後悔しないための選び方を左右する5つのポイント

施設の名称や英語の使用時間だけでなく、子どもの生活と将来の進路を含めて比較することが大切です。

1.家庭の教育方針と施設の理念が合っているか

英語に親しむことを重視するのか、主体性や探究心を育てたいのか、海外進学につながる教育を求めるのかによって、適した施設は変わります。

ウェブサイトやパンフレットだけでなく、説明会や見学で教育方針を確認しましょう。スタッフの子どもへの接し方や、施設が大切にしている価値観も判断材料になります。

2.実際の英語環境と講師体制

講師がネイティブスピーカーかどうかだけで、英語教育の質は決まりません。

講師の指導経験、資格、子どもへの声かけ、研修体制、日本人スタッフとの連携などを確認しましょう。

また、「英語保育」と表示されていても、英語が使われる時間や場面は施設によって異なります。見学時には、次の点を具体的に質問すると比較しやすくなります。

  • 1日のうち英語が使われる時間
  • 生活場面でも英語を使うのか
  • 子どもが理解できないときの対応
  • 日本語によるサポートの有無
  • 担任や保護者との情報共有方法

3.延長保育や送迎など家庭への対応

通常の保育・授業時間だけでなく、延長保育、放課後ケア、送迎、長期休暇中の預かりについて確認しましょう。

延長料金の計算方法、利用できる曜日、最終預かり時刻、急な延長への対応なども重要です。

家庭の勤務時間や送迎方法と無理なく両立できるかを、具体的な生活時間に当てはめて検討しましょう。

4.卒業後の進路と英語を継続する方法

系列の小学部へ進めるのか、日本の小学校へ進むのかによって、必要な準備は異なります。

内部進学制度がある場合でも、無条件で進学できるとは限りません。選考方法、英語力の基準、優先入学の有無などを確認しましょう。

日本の小学校へ進む予定であれば、日本語の読み書きや学校生活への準備、卒業後の英語学習方法も考えておく必要があります。

5.見学で安全性と保育環境を確認する

英語教育の内容だけでなく、子どもが安心して過ごせる環境かを確認しましょう。

見学時には、次のような点が判断材料になります。

  • 室内や園庭の安全対策
  • 非常口や避難経路
  • 事故・災害・体調不良時の対応
  • 職員数と子どもの人数
  • 食物アレルギーへの対応
  • 保護者への連絡方法
  • スタッフの子どもへの接し方
  • 施設の届出・認可・認定状況

見学や体験時の印象だけで決めず、重要な条件は書面でも確認しましょう。

まとめ|名称だけで判断せず法的位置づけと進路まで確認しよう

プリスクールは、未就学児が英語を使った保育や幼児教育を受ける施設を指すことが一般的です。

インターナショナルスクールは、外国や国際的なカリキュラムに基づく教育を行う施設ですが、一条校、各種学校、これらの学校区分に該当しない教育施設など、法的位置づけは学校によって異なります。

どちらを選ぶ場合も、名称や英語の使用時間だけで判断しないことが大切です。教育方針、講師体制、安全性、年間費用、保育時間、法的位置づけ、卒業後の進路を総合的に確認しましょう。

候補となる施設を見学し、実際の保育環境や教育内容が、子どもの性格や家庭の方針に合っているかを比較した上で選ぶことが大切です。

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